モノレポ構成のメリット
はじめに:モノレポとは何か?
モノレポ(Monorepo)とは、複数のプロジェクトやパッケージを1つのリポジトリで管理する手法です。GoogleやFacebook、Microsoftなどの大手企業も採用していることで知られています。
モノレポの主なメリット
1. コードの共有と再利用が容易
複数のプロジェクトが同一リポジトリ内にあるため、共通ライブラリやユーティリティの管理・共有がスムーズに行えます。
// 例: 共通ライブラリの利用
import { formatDate } from '@shared/utils';
2. 一貫性のある開発体験
コードスタイル、テスト、ビルド、CI/CDパイプラインなどを一元化できるため、開発チーム全体で一貫性を保つことができます。
3. 変更のインパクトを把握しやすい
依存関係のトラッキングがしやすく、ある変更が他のパッケージに与える影響を迅速に検出できます。
4. バージョン管理の簡素化
個別リポジトリではパッケージ単位のバージョン管理が必要ですが、モノレポでは一括管理または選択的なバージョン管理が可能です(例:LernaやNxのバージョン管理機能)。
吹き出しでの補足解説

リポジトリが巨大になって扱いづらくなるって聞いたけど…?

その通り。巨大化によるパフォーマンスやアクセス制御の課題もあるよ。ただし、NxやTurborepoなどのモノレポツールで解決できるケースも多い。
モノレポでのDBアクセスに関する注意点
1. 複数アプリが同一DBに書き込むときの整合性
各アプリケーションやサービスが同じDBを使っていると、スキーマの変更が他に影響を与える可能性があります。
2. DBマイグレーションの一元管理
モノレポでは共通のマイグレーションスクリプトを使ったり、マイグレーションツール(例:Prisma、Flyway、Liquibaseなど)をパッケージごとに整理する必要があります。
3. 責務の分離
ドメインごとにDBアクセス層(リポジトリ層)を分離し、他パッケージから直接呼ばないようにするのがベストプラクティスです。

じゃあ、モノレポでも普通にデータベースに書き込んでOKなんだね!

うん。ただし、アクセスの方法や設計はしっかりルールを決めて、他のサービスと干渉しないように気をつけてね!
まとめ
モノレポ構成は、大規模なコードベースを統合的に管理する強力な手法です。一方で、運用上の工夫やツールの活用が不可欠です。チームやプロジェクトの規模・性質に応じて、最適な運用方法を検討しましょう。


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